スペースシャトルの立体地図は何のためのものか

2000年3月15日

先頃、日本人宇宙飛行士を乗せたスペースシャトルが飛行して地球の立体地図を作成した。この立体地図は何のためのものか。
表向きの美名に隠された軍事目的こそが真の目的である。
地表の障害物を避けながら飛ぶ巡航ミサイルのための立体地図なのである。
スペースシャトルにより作成した立体地図を基礎的なデータとして
巡航ミサイルが世界中を飛ぶのである。
日本の地図ができたと喜ぶのはおめでたい限りのことなのである。


2000年5月8日追加
NHKの番組「クローズアップ現代」は「売りますスパイ衛星画像」と題して、偵察衛星イコノスの画像から立体地図を作って商用利用できるということを放送した。
しかし、スペースシャトルの立体地図を軍事利用する必要は無いのではないかという反論は疑問である。
偵察衛星は自由自在に軌道を変更できる訳ではない。撮影の難しい地域が生じる。
ある地域を違う角度から撮影して立体地図を作るといっても一定の限定された角度からしか撮影できない。
都市のビルの間などには陰が生じ、そこはソフウェアで推定して地図を作らざるを得ない。
軍事用として現実に利用する場合、推定の地図など役立たずである。
また、放送では偵察衛星の画像だけで立体地図を作製するように見せていたが、他の情報を参考にしていることも考えられる。
そして、複数の衛星を利用して様々な角度から撮影して陰を完全に無くした完全な世界地図を作ろうとしても、大変な費用と時間がかかるだろう。
これらのことを総合的に考えると現在利用可能な最先端技術を駆使して
巡航ミサイルを世界中飛行させるための世界地図に最適なデータの大部分をシャトルの一回の飛行で合理的な方法により手に入れたと考えられるのだ。
スペースシャトルに積んだあの特殊なアンテナは様々な角度から何度も撮影する手間を省くものなのだ。




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