桃太郎解題

2000年4月8日



岡山県民はがっかりするのかもしれないが、桃太郎伝説は過去にあった話ではない。
未来神スサノオの物語の別バージョンである
未来を夢見、予知した昔の人が将来起こるべき出来事を昔話として語り伝えたのである。
まず、桃太郎が桃から生まれる点について。
これは桃太郎がどこからきたか分からない希人であるが貴種ではないことを示す。
そして、桃太郎が日本一のきび団子で犬猿雉を味方に付け鬼が島の赤鬼青鬼を退治して金銀財宝を持ち帰るところ。
それは桃太郎が身につけた優れた知恵を文書にして知らせて諸勢力を味方につけ
敵対勢力を滅ぼすということだ。
ここで思い浮かぶのは偉大な武人源頼朝である。
頼朝は優れた構想を文書にして東国の豪族を味方につけ、宿敵平氏を打倒した。
しかし、頼朝を桃太郎とするには無理がある。
彼自身は源氏の貴種であるし、倒した相手は平家物語で日本人が同情する日本人の貴種・平氏であり赤鬼青鬼とするのは無理だからである。
わたしの考えでは、昔の人は桃太郎が勝利し、金銀財宝を持ち帰ることを予知したのである。
かくいう私はきび団子に不足は無い。





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