変革期の心のすさみ
2000年5月15日

しつけに暴力を使えば暴力に染まるという金盛浦子カウンセラーの経験を元にした意見を5月14日付け読売新聞で見た。
確かに暴力の名に値する暴力をふるえばその危険が非常に大きいだろう。
しかし私が言いたいのはしつけのためにはやむをえず力を行使せざるを得ないことがあり、
それを積極的に認めた上で限界付け、
やむをえない限度を超えた場合はそれを止めることができる力を親や社会がもてるようにすべきだということなのだ。
また、親に従う子が必ずしも真の意味で良い子で無いのも確かだ。
良い子は親の命令だから従うのではなく、親の命令が良い命令だから従う子だとも言える。
良い子は自分なりの分別を有している。
しつけを行うには親が良い命令を発する人間だという資格がいる。
親が子供の分別を否定できるそれなりの説得的理由がなければならない。
私の幸福の原理は親が権威を持ち、子供もすすんで納得できるのに必要な説得的体系を提供しうるものだ。
親の力を使ったしつけが成功するのは子供を納得させられる理由がある場合だと考える。
現在は大変革期であり親や子供も荒れてくる。
私の哲学・思想は大変革を指導し、新体制の支柱となって豊かな心を育む源となるべきものである。




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