グローバリズムとは
2001年12月11日


新経済システムは株式市場を資本主義の王座の地位から追放するものです。
株式市場を王座に君臨させるから、日本の80年代のような大バブルが起こります。
そして、バブルは必ず、崩壊し悲惨な状態が導かれます。
90年代、日本はこれを反省しました。
この反省を一時的なものにして良いのでしょうか。
一時の反省にして大バブルの悲惨を永遠に繰り返すのですか。
新経済システムはこの問いに対する答えです。
新経済システムは株式市場に並ぶ資本主義のエンジンたりえます。
毎年、何十兆円もの資金を栄養剤として経済に注入できます。
だから、株式市場に大バブルが生じないように、遠慮なく政策の舵をとれます。
株式市場で利益を得るのは情報と資金力と知力を持った強者です。
弱肉強食の世界です。これを野放図に放置してよいのでしょうか。
共産主義が時代の良心であった時代はソ連の崩壊と共に過ぎ去りました。
代表の哲学が唯物論を越えたからです。
しかし、額に汗を垂らして働くものを尊いとするその倫理はなんら破綻していません。
この倫理は時代を超えて維持すべきものです。
彼らの存在を貶める株式市場を万能の存在としてはなりません。
新経済システムを建設してその王座から引きずり落とすべきです。
新経済システムが建設されれば、国民一人一人にただのお金である価値資本が与えられ、
生活が改善されます。
新しい形の助け合いが生まれます。
国民一人一人の労働は株式の価値を高めるためではなく、
国民全員が人間らしい生活を送れるためのものとなります。
国民一人一人が働いて経済を支えることが直接人間らしい生活につながります。

これに対し、アメリカが近頃やってきたことは何か。
80年代の日本経済の台頭に対し、
アメリカはダウンサイジングと金融工学とIT技術で答えました。
経済は国民の生活を向上させるためにあるのに
国民の生活をダウンサイジングで切り下げて競争力を回復し、
その力で得た金を金融工学で増殖させ、
増殖した金をITで回してニューエコノミーと称しました。
その間、アメリカの消費が強かったのは、自国が千年王国だという自信と
世界通貨ドルの発行国としての特権の享受があったからです。
自国が千年王国だから繁栄は永遠に続くから苦しいときに備えて貯金をする必要はない。
世界通貨のドルを印刷するだけで世界中のものが買えるというわけです。
世界通貨発行国はその力を世界の貧困の追放に使うべきなです
それから世界的に
金融工学を操れるものが貧困層を食い物にする傾向が見られます。


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