大相撲改革案
2011年2月16日
2011年2月18日改訂


現在、大相撲が危機に陥り、改革が問題となっている。
大相撲は八百長でもよいという極論まで出ている。
私は清潔な大相撲が好きなので、
私なりの改革案を提示したい。


1.監察委員会
相撲協会は不正防止のための監察委員会を設け、その常設の事務局を設置する。
監察委員会の委員長及び委員の過半数は相撲協会外の人間とする。
雇用契約上で監察委員会および事務局員は守秘義務を負う。
監察委員会は、その多数決により、力士の処分を相撲協会に請求する。
相撲協会は、監察委員長及び監察事務局長を含む会議で処分を決定する。
監察委員会は独自の判断で刑事告発を行える。

2.力士間の不正防止
力士は相撲協会が貸与する携帯電話のみを使用しなければならない。
この携帯電話は、メールの送受信の記録を消去できない特殊な機種にする。
力士は、この携帯電話及び部屋の固定電話及び相撲協会の指定する固定電話のみを使用しなければならない。
力士がこの携帯電話を壊したあるいは失くした場合、監察委員会に申告して弁明しなければならない。
その理由を認められなかった場合、除名処分まで科すことができる。

監察委員会は、定期的に携帯電話の提出を求め、メールの送受信の記録をチェックする。
監察委員会は、ランダムに携帯電話及び固定電話の通話を傍受してチェックする。

力士が携帯電話を入手した場合、店舗及び電話会社は、監察委員会に通報しなければならない。
電話会社は、この制度に協力しなければならない。

力士は銀行口座の情報を監察委員会に提出しなければならない。
監察委員会は力士の口座の情報をいつでもネットバンキングで閲覧できる。
力士は原則、一つの口座のみを所有し、複数所有する場合は、監察委員会の許可を得なければならない。

銀行は力士の口座情報を監察委員会に提供し、この制度に協力しなければならない。

3.不正の根の除去
十両以下にも、その地位に応じて、大卒、高卒、中卒の初任給程度の給料を与える。
一旦、十両以上に昇進した場合、十両を陥落しても屈辱感を与える仕事はさせないで、その後十場所程度は名誉十両として扱い服装も十両に準じる。
一旦、十両以上に昇進した場合、十両を陥落しても三場所程度は大卒の初任給+10万円程度の給料を保障する。その後は、成績に応じて給料の額を下げる。

4.通報制度
力士が不正を持ちかけられた場合、または見聞きした場合、直ちに監察委員会に通報しなければならない。
そのためのホットラインを設ける。
監察委員会は通報者の秘密を厳守する。

5.罰則
大相撲の八百長及び賭博に対して国会は刑事特別罰を創設する。

この改革ルールに反した力士に対する罰則を相撲協会は制定する。
罰則は不正の程度及び繰り返しの数に応じて重くなるものとする。
不正の仲介役の処分を最も重くする。
力士以外の不正関係者の罰則も制定する。

6.やり直しのための不正力士の処分
不正力士はその仲介役を除き、除名処分にはせずに、重くても数場所程度の出場停止処分に留める。
進んで、不正を申告した者は処分を軽くする。

7.改革の実施
相撲協会は、以上の改革の実施を承諾し、改革委員会を設置して改革に当たらせる。
改革委員長は、外部の有能な人間、例えば小泉純一郎氏を当てる。
改革委員長は改革委員を任免する。
改革委員長は相撲協会内部の改革に関して専決処分が可能とする。
改革委員長は、この改革に関して、相撲協会を対外的に代表する。
相撲協会はこの改革に関して改革委員長及び委員会の決定に従わなければならない。

新弟子採用はこの改革制度の承諾を条件とする。
既存の力士には力士会を通じて承諾を求める。

8.以上は親方衆にも適用する。

9.相撲協会の公益財団法人化

以上の改革を実施することと引き替えに、国会及び政府は公益財団法人化を認める。

10.
以上は概略であり、制度の名称や条件および細目は、相撲協会と改革委員会が協議して決定する。


2011年2月18日追加。
11.
必要ならば、
以上と合わせて、
17日発表の「ガバナンスの整備に関する独立委員会」の組織改革案も実行することと引き替えに、
国会及び政府は公益財団法人化を認める。




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