★第一哲学講座-人間の永続性
2004年6月20日
2006年9月27日修正
 人間は異なる範疇に属する魂、精神、肉体からなる。物質である肉体の永続性には遺伝が関係する。精神については、死した人間の精神は精神の大海に還る。人間が誕生するときには精神の大海から人間の精神が与えられる。イデアに属する魂については、輪廻転生する。その過程で何らかの裁きが行われる可能性は否定できない。魂と精神については科学的に確実なことは今の時点では言えない。しかし、右に述べたことはほぼ間違いないことだと考える。だから、人間は死ねば終わりだというのは間違いだと考える。
 それから、精神は動物などにも存在する。動物などの精神も人間と同じ精神の大海に還るし、動物などが誕生するときには精神の大海から動物の精神も与えられる。精神は平等である。だから、動物の精神を傷つけることは人間の精神を傷つけることでもある。これからも動物愛護の精神が導かれる。
 そして、私は個々の人間が有する個性の根源は魂に由来すると考える。また、どの魂がどの精神・肉体に宿るのかそれを決定する原理は科学的には不明なのだ。



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