2003年8月24日
Q1.太平洋戦争の作戦、特にインパール作戦などは拙劣であり、日本人は犬死にしたのではないですか。
特別攻撃隊も犬死にであり、犬死にを認めて、そのことの上に立って将来を建設して行くべきではないでしょうか。
また、日本人が世界連邦を建設しうる力とは何なのでしょうか。

A.
私は日本人が犬死にであったと考えたくはありません。
犬死にでなかったという方向で
日本人の死を生かして意味のある方向に解釈したいと思います。
その解釈を現在の日本の方向を巡る議論に生かしたいと思います。
事故や交通事故でまだ何もしていない若年で死んだ人の死にさえ、
周囲の人は何かの意味を付与しようとします。
私は大義のために死んだ
同じ日本人に対して痛ましさを強く感じます。
その感情に素直に従い、犬死にとは考えたくないし、
考えない方向で議論します。
そして君の言う犬死にに意味を与え続けます。
その意味に基づいて建設的議論を呈示します。
この感情を共有できないことは残念です。
インパール作戦が軍事作戦としては拙劣で意味が乏しいことは認めます。
そのような意味で批判するなら、太平洋戦争全体がそうでしょう。
しかし、そのような無意味な作戦に日本人が殉じることで、
無意味が大きな意味となります。
彼らが無意味に殉じることで
徹底的に負けることで
大日本帝国は滅びました。
敗北を知りながらも大義に殉じることで大義の存在が照明されました。
それから自由と民主主義が与えられました。
私が救世国民同盟の活動を行えるのも
大日本帝国が滅んで天皇主権が否定され、国民主権となったからです。
戦前ならば、私の活動は不敬として直ちに検挙されたでしょう。
軍事は政治の延長です。そして、政治においては結果が重視されます。
太平洋戦争の結果としてアジアの植民地が消えたことも事実です。
それから、君は特別攻撃隊も無意味と感じるのでしょうか。
私にとっては決して無意味ではありませんでした。
60年代や70年代アメリカが絶大であったころ、
アメリカに捨て身で立ち向かった特別攻撃隊は勇気を与えてくれました。
また、アメリカ人に対しても、日本人が侮り難いという印象を与えたでしょう。
私の考える日本の大義とは次のようなものです。
様々な神話や予言、聖典が世界の終わりと救世主の到来と理想社会の到来を告げています。
日本はその救世主が現れて理想社会を建設する原動力となる国だと言うことです。
また、「新経済システムによる資本主義の補完」で述べている新経済システムは
世界の貧困を追放する力があります。
それに日本人は数十分の一の国力でアメリカ+連合国と4年近く戦ったのであり、
日本人の力は立派なものです。


Q2.
日本は特別な国ではなく、190以上ある国の一つに過ぎません。
ヒットラーのようなことは言わないでください。

A.
理想社会をもたらす救世主が現れる国とその国民には特別な使命があります。
救世主を助けて理想社会をもたらす責務です。
君が私を救世主と判断するかどうかは、君の自由ですが、
私の論文を真剣に検討した上で判断するよう御願いするものです。
そして、私が救世主なら、
救世主として認められ救世主としての立場で行動するときには、
絶対にユダヤ人に対する迫害のようなことは行いません。
また、私を助ける日本と日本人は
私を助けたことによって結果として
国際社会において名誉ある地位を占めることになるでしょうが、
特別に優秀な民族となる訳ではありません。
また、救世国民同盟の党旗はナチス・ドイツの国旗と似ていますが、
党旗の説明で述べているように
ナチス・ドイツとは逆にこの世に光をもたらすことを意味するものです。


Q3.
特別攻撃隊は絶対に無意味です。戦争が生んだ下らない、命の重さを何と考える
か罵倒したいものでしかありません。そんなことの為に多くの若者の命を使っても
いいのでしょうか?命とはそんなものの為にあるのでしょうか?もう一度考えてください。

A.
君は誤解しています。
万一、救世国民同盟が政権を握り、戦争を行うことになっても、
私は絶対に特別攻撃隊など認めません。
片道切符の攻撃など、指導者の無能力と道徳的堕落を証明するものだと思っています。
万万が一、最終戦争で敗色が濃くなっても、特別攻撃は絶対に行いません。
ただ、既に為されてしまった特別攻撃隊に対しては同情を禁じ得ないし、
犬死にだとは考えたくないと言うことです。


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